校長挨拶

校訓 「不撓不屈(ふとうふくつ) 

 ~いかなる困難や失敗にもくじけない

            強い意思のなかにも温かく豊かな心を育む~

                北海道新十津川農業高等学校長 山 城   誠


 北海道新十津川農業高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、昭和23年に開校し、今年で76年目を迎えた全日制の農業専門高校です。
 町の基幹産業である「農業」の実学教育を核に、これまで多くの有為な人材を輩出してきました。卒業生は約2,800名を数え、地元はもちろん全道・全国で活躍しています。

~新十津川町の歴史とともに~
 新十津川町は、先人たちが明治22年に奈良県吉野郡十津川郷から未開の原野に入植し、厳しい自然に立ち向かいながら、困難を乗り越えて開拓した町です。その誇り高い精神を受け継ぎながら発展を続け、開基134年を迎えました。
 このフロンティアスピリットと自主・自立の精神は、本校にも引き継がれ、校訓「不撓不屈(ふとうふくつ)」のもと、いかなる困難や失敗にもくじけず、決してあきらめない強い意思のなかにも、温かく豊かな人間性を持った人材を育んできました。

~豊かな自然と恵まれた学習環境のなかで~
 新十津川町は空知のほぼ中央部、石狩川右岸に位置した稲作を中心とした農業を基幹産業とした町です。特に酒米の生産量は北海道一を誇り、自然と人が調和した活気ある町で、スマート農業やドローンの普及にも力を入れています。
 昨年8月から供用を開始した新校舎はゼロカーボン対応でエアコンと空調設備による冷暖房を完備し、道産材を使用した明るく、温かみのある校舎で生徒の学びをしっかりとサポートします。

~農と食・福祉連携の実学教育をとおして「わかる」を「できる」に~
 全国で唯一の「農業・生活科」を設置する学校で、2年次から農業コース(各種作物の栽培と経営を学ぶ)と生活コース(栽培と調理技術、介護技術を学ぶ)から1つのコースを選択し、体験型の教育活動を実践しています。
 また、7つの専門分会活動(水稲・野菜・加工・園芸・食物・生活・農業と環境)を展開し、グローカルな視点から地域の課題発見~解決型の学びを通して、社会に貢献できる産業人の育成に努めています。

~生命を育て 心を育て 夢を育てます~
 多感で多くの可能性を秘めている生徒たちが夢の実現を果たすため、全職員が一丸となって保護者や地域、関係機関と連携・協働して教育活動を進めています。「不易流行」の精神で、伝統を守り尊重しつつ、変化を恐れず、新たなことへ果敢に挑戦する新十津川農業高校に、今後とも皆様方の温かいご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。

学校経営方針

令和6年度 学校経営方針
1 個に応じた教育を推進し、生徒一人一人の自己実現を図る
2 地域社会に根ざし、家庭や地域及び時代の要請に応える魅力ある教育活動を推進する
3 全教職員が協働意識を持って学校教育目標の実現に努めるとともに、教育活動を計画的に実施し評価する
4 教職員の研修推進に努め、新しい時代の教育や生徒の発達段階に対応できる指導力の向上を図るとともに、時間外勤務縮減等の働き方改革を進める